歴史
強制隔離の拡大
強制隔離
今から約90年前、日本はすべての患者さんを療養所に閉じ込めてしまうことにしました。(絶対隔離)
一旦療養所に入れられた患者さんは、死ぬまで外に出られず、家にも帰れないようにしました。(終生隔離)
それまでよりも沢山の患者さんを閉じ込めるために、療養所を広げたり新しくつくったりしました。
国や県は「ハンセン病は治らないし恐い病気だ」「療養所はとても良い場所だ」と誤情報を宣伝しました。
そして、人々にハンセン病の患者さんを見つけたら、警察や役所の人に知らせるようにさせました。
無癩県運動
それぞれの県で、どこが早く全部の患者さんを療養所に入れてしまえるかという競争までされました。
太平洋戦争
太平洋戦争が起きると、患者さんたちは病気で役に立たない人間と見られて、余計に冷たくされました。